皆様、こんにちは、今回は体を使ったコグトレを利用者さんと行ったのでその様子を紹介したいと思います。
用意するもの
コグトレ棒
まずはコグトレ棒を作ります、作り方は簡単で10枚の新聞紙を直径3センチ程の棒になるよう丸め、左から三か所、赤・黄・青の順にテープを貼ります。
コグトレ棒 体操
コグトレ棒を使った体操
まずはコグトレ棒の両端を両手で持って体を左右に曲げます、
体操と同じで自分が気持ちいいと思うところで止めます。
次に棒を足元まで下げ足を潜らせます、前からと後ろから交互に行います。参加した利用者さんの中にはこれが苦手な方がいました、バランスを保ちながら棒を潜らせるのが意外と難しいと感じましたね。
物をコントロール
次は棒を投げて半回転させキャッチする棒運動をしました、
上に半回転させて掴み次は下に半回転させます。
上への半回転は職員含め全員出来ましたが、下への半回転が難しく3回に1回掴み損ねる様子でした。右手で行った後は左手で行います、利き手で無い分力加減が難しく強く投げすぎたり逆に弱すぎたりなど。
物を使う際の力加減や物の動きを上手くイメージする練習になると感じました。
力加減や投げ方のコツなど他の参加者と話し合い楽しみながらやるのが大切ですね、
片手に慣れたら両手で行うなど習得度合いによって難易度を変えて行うこともできます。
動きを言葉で伝える
今回は最後に”動きを言葉で伝える”をやりました、今回の中ではこれが一番難しかった様に感じます。
まず二人一組になり片方がお題のポーズを見て覚えます、覚えたらそれを相手に伝えるのですが、伝える際ジェスチャー等で伝えるのは禁止で言葉だけでどんなポーズだったかを相手に伝えます。
覚えた事を正確に相手に伝えるのも大事ですが、相手が分かりやすい伝え方を考えたりや相手側も言葉からお題のポーズを想像したりお互いに話し合って正解を出します。
お題のポーズを覚えそれを言葉に置き換えて伝えるのが難しかったですね、
覚えた情報を簡潔にまとめ相手に伝えるのは意外と出来ないもので職員もお題を伝えるのに苦戦しました。
感想など
今回コグトレを行った感想としては、自分の体のコントロールや物の扱い方力加減などの普段無意識に行っていることを意識して取り組む事で自分の体をイメージ通りに動かすトレーニングになると感じました。
参加した利用者さんの中には少し苦手そうな方も居ましたがやっている内に少しづつ出来る様になりました。
“動きを言葉で伝える”に関してはポーズを覚えることは出来てもそれを相手に上手く伝えられない方も居ました、覚えた情報を頭の中で整理してそれを相手に分かりやすく伝えるのはどんな場面でも求められる能力です、やっていく内にこう伝えたら分かりやすいかもと意見を交換したりアドバイスをしたりとコミュニケーションを取りながら進めていきました。
今回行ったのはコグトレの一部で他にもブロック積み・動きを変える等色々なプログラムがあります。
最後に
それでは今回はこの辺りで、これが今年最後の投稿になりますそれでは皆様良いお年を🐯